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       私のご家族の相談への考え方と進め方     人間関係と他人とのやり取りのコツ


        相談においでの方は,長い間心を痛め,家族全体や,外部の人達との板挟なっています。

        家族の中で,頑張りと忍耐が限界になっています。家族に慢性的な不満がそれぞれあり,

        誰かが我慢し続けて家族を支えてきた状態が続いていたのです。

        そのために,表面に現れないで治まっていましたが,それが,何らかの出来事がきっかけに,
 
       バ ランスが崩れて,いろいろな表面化してきたり,やっかいな問題として起こってきたと考えます。

       子供の心と体の問題,夫婦の不和と生活の変化,生活の変化などです。

       家族療法は,どなたか一人だけでも面接できます。家族のそれぞれの性格や,言葉のやりとりを 伺って,

       家族のコミュニケーションの傾向を知り,対応を話し合います。

       複数で面接した時には,お互いの意見や主張を肯定的に言い換えて,真意を分かち合うことにも協力します。

       独りでも複数人でも,話し合いでの中では,
原因の特定や犯人探しはしません。 それぞれに正当

       
「何故こうなったのか!」 「誰がいけないのか!」 より,「どうしたらよいか?」 「どう協力するか?」を中心に考えていきます。
                 
     ●まず,家族のひとりから伺っていきます。
 
     ①家族一人ひとりの良い所をどこか?   ②家族間のお互いの親密感は?  ③解決できるキーパーソン

      は誰か?  ④それぞれが何を望んでいるのか? ⑤何から始めるか?

       家族のコミュニケーションの流れを変えるルールを決め合うものです。

     ●また,家族同志の小さなルールを作ります。例えば,家族同士の挨拶,声の掛け合い・洗濯物を出すルール・

      夕飯の希望の順・食卓の席を交代するなど,簡単なことから始めます。誰も傷つきません。知恵と工夫で出来ます。

     ●そして,実行出来たら,だんだん拡げてげていきます。それぞれの家族の気持を理解して,ちょっとしたルー

       ル作りで今まで行違っていた,家族同士の心の通い合いを復活させていくのです。         

     ●さらに,お互いの悪い思うところとの解釈を変えてみる(リフレーム・再枠づけ)     

      子供の反抗→自立の現れ 口うるさい母親→愛情深い母親  頼りない夫→妻を信頼している夫   ぐず→マイペース     

      消極的→控え目   臆病→慎重    出しゃばり→社交的    ピンチ→チャンス   ずるい→要領が良い 

       完全主義→向上心が高い  劣等感→相手の優れたところを学ぶ   優越感→さらに自分を高める


     ●家族の一見否定的な出来事を肯定的に,意味付けていきます。(ポジテイブ・コノテイション)       

       
*例;子供の不登校で良かったことは?

          ①夫婦の会話が増えた  ②お父さんが早 く帰ってくるようになった ③離婚話がやむやになった。

        
*例;お母さんが風邪をひいて,家事が出来なくて,良かったことは?。

          ①お母さんの有難さが分かった,   ②父親と子供達が手分けして協力し,絆が深くなった ③父親が母親に優しくなった 

            ④出前を頼んだり色々ごちそうだった。      

      ★ こうやって 続けていくと,いつの間にか,スムースにお互いが会話していることに気がついていきます。

      今まで,お互いに善意や,思いやりの気持ちがあってもタいイミングが合わなかったり,不用意な言い方で

     誤解させていたことに気づいてきます。

     病気や,悩み治療をきっかけに,互いの関係が良くなり,家族全体がパワーアップされていきます。
       
    ★問題のご本人が出なくても大丈夫です。他の家族が,それぞれに参加がされても出来ます

     職場の上司,部下との人間関係,友人,グループ,との関わり方など,相互関係をみて,コミュニケーションが

     楽でスムースになるように,一緒に作戦を考えます。
 
 
           ★私はカウンセリングの中でも,家族療法の手法も用いてやっています  





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