★ 私のカウンセリングの考え方と進め方
★ 皆さんのお困りのこと,相談したいことを,気楽にお話し下さい。最初からチャンと話せなくて良いですからね。
そのことが起こった出来事からでも,経過からでも結構です。 ある程度は,不安と,焦りで混乱しているのが,
当たり前ですから。 話し合っているうちに ,一番話したいご自分の本音,本心にも気づかれてきます。
落ち着かれるにしたがって.全体像や,今の状況も見えてきます.
★ 私も思ったことは,率直にお話します。 相手や,自分自身への対応法や解決法も,ご一緒に考ます。
現在の病気や,辛い状況になったのには 大きな意味があると思いますよ。
私は,第一に何故そうなったのかと考えます。何かの「はずみ」と,「成り行き」でしょう。必ず思い当たります。
偶然でも,必然でも,起ったことは避けられなかったでしょう。
第二に,その時,自分がそれに対してどう反応し,行動したのかを思い出しましょう。
多分誰にも打ち明けられないで心の中で「戦う」か,「逃げる」か,「我慢する」の,三つだったのでは。その時は,それしか自分を護
る方法 がなかったからです。
それがいつもの考え方や,人間関係のパターンになっていったのだと思います。
我慢し通すか,誰かに頼って解決するか,ついに切れて爆発するか,ですよね。
これをため続けて、日常生活のストレスになっているのです。この三つしか選択しないと,いつまでたっても,
同じ事の繰り返しで,行きづまってしまいますね.。
私は,このことを心と行動のくせによる,「心の生活習慣病」と考えています。酷くなれば,心と身体の病になってしまいます。
私はそろそろ,今までの生き方,やり方を変えていこう!」と,自分からのメッセージかも知れませんよ」と話しています。
カウンセリングでは,「何故こうなったのか(外因)?」を伺い,「私のどの行動や反応(内因)も引き金になったのか?を
話し合います。自分で気づかれて,思い当たれば,半分は直ったも同じと言っています。あとの半分は,自分の人生に意識をむけて
,話し合いはそこから拡がっていきます。
やがて,「やっぱり私はこれが本当にしたかった!」と自分の心の底にあった考えに,気づいて新たな決断と決心に進みます。
★ 今,あなたが症状をなくそうとしていることは,最終的な目的ではありません。手段です.症状は収 まっても,何かあれば,
繰り返すこともあったでしょうし,
別な症状や,問題として,また出てくるかもしれませんよね。
★ 本当に治った!とは,何が起こってもビクともしない状態ではありません。同じことがまた起こってももう大丈夫だなという
安心と自信が出来ることです。
誰でも不安,恐怖.ハプニング,不愉快な出来事が起これば,当たり前に動揺はします。何回も 乗り越えると,動揺しても,
自分の立ち直り方が身について,自信が確信になります。
確信すると,自分の人生の目的が見つかり,生きがいを感じるようになります。
生きがいは,人への寛容さと感謝の姿勢をつくり出します。 これが完治です.
★ ところで,長い間,何回も再発したり,いつまでも症状が変わらない時は,
「その症状が,あなた を何かから護ってきてくれたから」と,いう面もあるかもしれませんよ。
その症状が無かったら,もっと悪い状況になっていたかもしれないということですよ。
★ だから,今のあなたは進み始めたから良かった。過去のあなたもマイナスだけではなかった,それはそれで良かったんですよ!
不運では あったが,不幸ではなかった!
ピンチには必ず誰かが助けてくれた,と思いますよ。
話し合いの中から.一つ一つ,肯定的, 楽観的,建設的に見つけだしていくのも,楽しい作業です。